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韓国マート協会、2019年7月5日に「日本製品の全撤去」要請-韓国のスーパーマーケット協会

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韓国の多くのスーパーマーケットが加盟するスーパーマーケット協会「社団法人韓国マート協会」(한국마트협회、ソウル市恩平区)は、7月5日に記者会見を開き、加盟店に日本製品の販売を中止するように要請。
それを受け、加盟するスーパーでは日本製品の撤去がおこなわれている。
(翻訳摘要:한국마트협회 日本 제품 판매 중단)

韓国のスーパー協会加盟店、日本製品全撤去へ

韓国マート協会は韓国にある約4000店もの中小スーパーが加盟する韓国内大手のスーパーマーケット協会(業界団体)。個人経営や市場などに出店する中小スーパーも多く加盟しており、クレジットカードの手数料引下げ運動などをおこなっている。
同団体の発表と韓国紙によると、韓国マート協会は7月5日に旧ソウル日本大使館跡地前で韓国行商人総連合会らとともに記者会見を開催。同協会の洪理事が、日本製品のロゴを踏みながら全加盟店に日本製品を撤去するように呼びかけたという。

韓国マート協会などによる記者会見。

協会側の要請により、韓国の多くのスーパーでは日本製品の撤去が進んでいるという。
(写真は韓国マート協会のリリースより)

外部リンク:사단법인 한국마트협회


イトーヨーカドー丸大新潟店、2019年7月12日リニューアル-家電量販店も出店

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新潟県新潟市中央区の総合スーパー「イトーヨーカドー丸大新潟店」が2019年7月12日午前9時にリニューアルオープンする。
イトーヨーカドー丸大新潟店。

新潟唯一のヨーカドー、食品と家電を中心にリニューアル

イトーヨーカドー丸大新潟店は1960年7月に、長岡地盤の「丸大」が運営する百貨店「丸大新潟店」として開業。1977年11月にイトーヨーカドーと業務提携を締結し、1978年3月に現店舗が開業、1991年6月に現在の店舗名となった。
建物は地上8階地下1階建で、売場面積は約10,300㎡。
2019年6月時点では、手芸用品店「クラフトパーク」、100円ショップ「ダイソー」、眼鏡店「和真メガネ」、新潟名物元祖イタリアン専門店「みかづき」など14の専門店が出店する。
今回の改装を機に1999年8月以来、約19年ぶりとなる直営食品売場(地上1階・地下1階)の増床リニューアルを実施。弁当売場と地酒コーナーを改装前の約2倍に拡大、簡便即食ニーズに対応した惣菜の提供や青果・鮮魚売場と連携した商品開発、地酒の取扱品目拡充(改装後350品目)などを進める。その他、ゲームセンター「プレイランド」やタピオカカフェ「TEAVA」も出店する。
また、今回の改装を記念して、7月13日には「クレヨンしんちゃん」が来店するほか、9月1日までイトーヨーカドー春日部店限定の「サトーココノカドーグッズ」を販売する。

ノジマが新規出店-古町・本町エリアに大手家電店復活

今回の改装に先駆けて、イトーヨーカドー丸大新潟店では5階フロアに家電量販店「ノジマ」を6月29日に導入した。
ノジマはかつて、新潟地盤の家電量販店「真電」の買収により、万代エリアで「真電新潟本店」を営業していたが、イオン新潟南ショッピングセンター(現・イオンモール新潟南)への事実上の移転に伴い、2007年7月をもって閉店していた。ノジマ真電の閉店後「石丸電気新潟店」が経営悪化に伴い2008年9月をもって閉店したことで、古町エリアには大手家電量販店が消滅。南に2kmほどの距離にある新潟駅ビルの「ビックカメラ」及び駅前万代口「ヨドバシカメラ」の2店舗が最寄りとなっていた。
今回のノジマイトーヨーカドー丸大新潟店開店により、同社は約12年ぶりに新潟市中心部へ再進出することとなった。

本町食品センターも8月閉店-改装は久々の明るい話題

新潟市を代表する繁華街として知られた古町・本町エリアでは1990年代以降は大型店の閉店が相次いでおり、とくに2010年6月に百貨店「大和新潟店」が閉店して以降は、同年9月に「新潟WITH」(旧・新潟イチムラ)、2016年1月にファッションビル「ラフォーレ原宿・新潟」(NEXT21)が相次ぎ閉店、2019年8月には本町市場の集客の要である「本町食品センター」が、2020年3月には「新潟三越」が閉店を予定している。
こうした大型店閉鎖の動きに対応して、2017年8月にはラフォーレ跡に新潟市中央区役所が移転、2018年2月に大和跡地で整備が進められる再開発ビル「古町ルフル」の着工、2020年3月の新潟三越閉店後進められる地場不動産会社による三越跡の購入、再活用といったプロジェクトも構想段階にあるが、ラフォーレ跡の商業床はコンビニ、医療機関、サービス系店舗のみ、古町ルフルの商業床も全12フロアのうち低層2フロアのみ、新潟三越跡地の再生も詳細が発表されておらず、空洞化に歯止めがかからない現状がある。
イトーヨーカドーは2018年8月に「イトーヨーカドー丸大柏崎店」を閉店、2019年2月に「イトーヨーカドー丸大長岡店」を閉店、同年5月に「イトーヨーカドー直江津店」を閉店しており、県内最古の店舗である新潟店の去就に注目が集まっていた。
新潟三越閉店後、エリア唯一の大型店となるイトーヨーカドー丸大新潟店が今回実施した全面リニューアルはひさびさの明るい話題となった。

関連記事:イトーヨーカドー直江津店、2019年5月12日閉店-新たなテナントを誘致へ
関連記事:イトーヨーカドー丸大長岡店、2019年2月までの閉店検討-丸大本店、67年の歴史に幕へ

関連記事:イトーヨーカドー丸大柏崎店、2018年8月19日閉店-37年の歴史に幕

代々木会館、2019年8月から解体-JR代々木駅前、再開発へ

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東京都渋谷区のJR代々木駅前にある大型雑居ビル「代々木会館」が再開発のため2019年8月から解体されることが分かった。

代々木会館。

ドラマの舞台で話題に

代々木会館は地上8階、地下1階建ての雑居ビル。1974年に日本テレビ系ドラマ「傷だらけの天使」の舞台となったことにより一躍脚光を浴びた。また、2019年7月に公開予定のアニメーション映画「天気の子」の舞台にもなっている。
かつては飲食店街に予備校、ビリヤード場、パチンコ店など様々なテナントが出店していたビルも、ここ最近はほぼ空き家に。何度も再開発の話が持ち上がるも、多くの区分所有者が居たこともあって断念されてきたという経緯があった。
しかし、6月下旬にビル前に「解体告知」が掲出され、その長い歴史に幕を下ろすことが確実なものとなった。

かつてのテナント看板。

6月現在、館内では1階のラーメン居酒屋「きぬちゃん食堂」と3階の中国語書籍専門店「東豊書店」が営業しているが、きぬちゃん食堂は移転を決めており、東豊書店については6月29日を以て閉店する予定だという。

東豊書店。

追記:東豊書店は6月30日も営業する模様。

再開発の概要は不明

代々木会館前に掲げられている解体告知によると、解体は8月1日から来年の1月31日まで。告知板には横浜市に本社を置くという「合同会社代々木開発」という会社の名前が掲げられている。

代々木駅前の一等地。NTTdocomoタワーと。

都心駅前の一等地における再開発であるものの、7月現在はどういった内容の開発が行われるのか一切明かされておらず、今後の動向が注目される。

関連記事:東急プラザ渋谷、2019年12月開業―10月竣工の「渋谷フクラス」に
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マックスバリュ本郷店(愛知県)、2019年6月30日閉店-本郷駅前の旧松坂屋ストア

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愛知県名古屋市名東区の地下鉄本郷駅前にあるスーパー「マックスバリュ本郷店」が2019年6月30日19時に閉店する。

マックスバリュ本郷店(愛知県)。

旧松坂屋ストア、43年の歴史に幕

マックスバリュ本郷店は1976年11月に「松坂屋ストア本郷店」として開業。1969年に開業した地下鉄本郷駅前への出店であった。店舗は2階までで、高層階は共同住宅となっている。
2008年に松坂屋と大丸の経営統合に伴い、大丸ピーコックの運営に、2013年に大丸ピーコックがイオン傘下となり「ピーコックストア本郷店」に、2014年に同社の東海地方の全店舗がマックスバリュ中部に譲渡されたため「マックスバリュ本郷店」となった。
建物は2階建てで売場面積は1,713㎡。みずほ信託銀行が保有している。
かつては2階部分を「本郷プラザ」として多くのテナントが出店していた。現在はキャンドゥなどが出店する。

かつては多くのテナントが出店。

閉店後は建物が解体され、関電不動産(大阪市)により15階建てのマンションが建設される予定。2020年9月の完成を目指して工事が進められる。

マンションの建築告知。

新しいビルにマックスバリュが再出店するかどうかなどについては6月現在発表されていない。

閉店告知。

広島の同名の店舗は営業再開済み

広島県三原市の本郷駅近くにある同名の「マックスバリュ本郷店」は、豪雨被害を受け長期休業、その後は仮設店舗となっていたものの、2018年9月に営業を再開している。
(撮影:全国スーパーめぐりさん

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DON DON DONKI ミラプレイス2店、2019年7月12日開店-ドンキ、香港初はアダストリア旗艦店跡

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香港・尖沙咀の港鉄(MTR)荃湾線尖沙咀駅前に、ドン・キホーテの「DON DON DONKI ミラプレイス2店」が2019年7月12日午前10時(香港時間)に開店する。
(24小時營業的驚安之殿堂「DonDonDonki/唐吉訶德」Mira Place2店、2019年7月12日開幕。)

miraplace.

尖沙咀駅前の大型ショッピングセンター

ドンキが出店する「美麗華廣場」(ミラプレイス、miraplace)は1996年に香港の大手不動産ディベロッパー「恒基兆業地産」(Henderson Land Development)傘下の「美麗華酒店企業」(Miramar Hotel and Investment)が運営を行う複合商業施設として開業。隣接地には重慶マンションが立地、近くには香港そごう尖沙咀店がある。

ミラプレイス。

2019年現在は、英国資本のカフェ併設高級スーパー「Marks & Spencer Food」、カジュアルファッションブランド「American Eagle Outfitters」「Superdry極度乾燥(しなさい)」のほか、日本発のブランドとして雑貨店「無印良品」、マッシュHDのレディスファッションブランド「SNIDEL」「Lily Brown」「gelato pique」、サンエー・インターナショナルの「JILLSTUART」小樽発のスイーツ専門店「小樽洋菓子舗ルタオ」など約150の専門店が出店する。

コレクトポイント跡にドンキの「DON DON DONKI」出店

DON DON DONKI ミラプレイス2店は複合商業施設「ミラプレイス2」(地上18階地下3階建、6~18階はホテル)の地下1階に出店、売場面積は約1,420㎡。パンパシフィックインターナショナルHD(PPIH)グループの「パン・パシフィック・リテールマネジメント(香港)」が運営を行う。
地下1階には2012年10月から「LOWRYS FARM」「GLOBAL WORK」「niko and…」を手掛けるアダストリア(旧・ポイント)の香港旗艦店「collect point Mira Mall」(売場面積約2,043㎡)が営業していたが、ドンキの新規出店に伴い閉店していた。

DON DON DONKI miraplace2.

DON DON DONKIは、コンセプトに「ジャパンブランド・スペシャリティストア」を掲げ、ミラプレイス2店では生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)をフルラインで展開するほか、シンガポールやタイの既存店でも幅広い客層から支持を集める「焼き芋」や日本の物産品、化粧品やバラエティ雑貨を販売する。
PPIHグループは「国際競争力を持った新たな流通を創造し、環太平洋地域における店舗開発を着実に進めるとともに、日本の農産品などをお求めやすい価格で提供することで、日本国外におけるジャパンブランド商品のさらなる認知向上と消費拡大に寄与してまいります。」とコメントしており、今後も東南アジアを中心に日本ブランドの商品を低価格で幅広く品揃えする「DON DON DONKI」のさらなる拡大が予想される。

DON DON DONKI ミラプレイス2店

住所:B1 floor,Mira Place2,118-130 Nathan Road,Tsim Sha Tsui,Kowloon HongKong 
地址:香港九龍尖沙咀彌敦道118-130 Mira Place2 B1
営業時間:24時間営業

関連記事:ドンキモールトンロー、2019年2月22日開業-ドンキ、タイ初出店は日系店舗中心の商業施設に
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アズナス、2019年8月からH2Oリテイリング傘下に-阪急系コンビニ、屋号は変わらず

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阪急阪神東宝グループに属する流通大手「H2Oリテイリング」(阪急阪神百貨店)は、同じく阪急阪神東宝グループに属する「阪急阪神HD」の完全子会社「エキ・リテール・サービス阪急阪神」からアズナス(asnas)事業を、2019年8月1日を目処に取得することを発表した。

H2Oリテイリング傘下の阪急阪神百貨店・うめだ阪急。

事業再編進める阪急阪神、asnasをH2Oに運営移管

アズナスは1995年4月に阪急電鉄グループの「阪急リテールズ」(現エキ・リテール・サービス阪急阪神)により、「日本初の駅ホーム上のコンビニエンスストア」として阪急十三駅構内で創業。店名の由来は「As soon as」から採られている。
創業以来、従来型の駅売店「ラガールショップ」や阪神ステーションネットが運営する「アンスリー」を業態転換するなど多店舗化を推進、2019年5月28日現在は阪急阪神沿線を中心にコンビニエンスストア「アズナス」(asnas)「アズナスエクスプレス」(asnas exp)53店舗、駅売店「アズナス エクスプレス・ビー」(asnas exp-b)47店舗を運営する。
同店は阪急電車オリジナルグッズや阪急そば監修カップ麺、宝塚ホテル監修ドーナツの販売など、阪急阪神ならではの品揃えに定評があった。

asnas十三店。(asnas1号店)

7&iと資本業務提携関係にあるH2O、asnasの屋号は維持

H2Oリテイリングは2018年6月、同社主導の共通ポイントサービス「Sポイント」を阪急阪神HD(阪急・阪神・北大阪急行)の駅ナカ店舗に導入。2019年4月にも阪急阪神HD傘下の「阪急阪神レストランズ」から阪急電車駅構内カフェ「フレッズカフェ」を取得するなど、駅ナカ事業の強化をすすめていた。
同社は流通大手「セブン&アイHD」と資本業務提携関係にあるが、アズナスの屋号は維持される。

関連記事:阪急そば、「若菜そば」に2019年4月1日から店名変更-阪急阪神HDから離脱
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関連記事:そごう神戸店・西武高槻店、「神戸阪急」「高槻阪急」に-2019年10月から
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アークスグループ、イトーチェーンを2019年9月に子会社化-東北の店舗網強化へ

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流通大手「アークス」(北海道札幌市中央区)は、宮城県地盤の食品スーパー「伊藤チェーン」(イトーチェーン、宮城県柴田町)との株式交換による経営統合を2019年7月5日に締結した。
今回の株式交換契約締結に伴い、アークスは伊藤チェーンの創業家5名から全株式を取得、9月1日に完全子会社化する。

イトーチェーン柴田店(公式サイトより)。

アークス、宮城の地場有力食品スーパーを買収

アークスは1961年10月に「ダイマルスーパー」(大丸スーパー)として北海道札幌市で創業。1989年3月の「丸友産業」(金市舘)との経営統合により「ラルズ」に社名変更、2002年11月の「福原」との経営統合に伴う「アークスグループ」発足により現社名に変更、純粋持株会社に移行した。
2019年2月時点では、北海道・東北地方で総合スーパー「ラルズプラザ」「東光ストア」(旧札幌東急ストア)、食品スーパー「スーパーアークス」「ラルズマート」「ビッグハウス」など334店舗を展開する。
2018年12月には「新日本スーパーマーケット同盟」を東海地方地盤の「バローHD」、西日本地盤の「リテールパートナーズ」と設立、流通再編の新たな核として注目されている。
アークス。

伊藤チェーンは1975年8月に宮城県仙台市の中田青空市場で創業。2008年6月からは「ホームセンタームサシ」への食品館業態店舗を出店開始、2011年9月にはアークスグループも加盟する共同仕入機構「CGCグループ」に加盟、2013年からは東北初となる高級スーパー「北野エース」の新業態「フーズブティック」を導入、2015年7月には東日本大震災より甚大な被害を受けた岩沼市による高台集団移転の商業核として新業態「フーズガーデン玉浦食彩館」を開店、2019年3月には宮城県内のスーパーとしては初となるスマホ決済「PayPay」を導入するなど、意欲的な事業展開を進めている。
2019年7月現在、同社は宮城県内に「食品館イトー」「イトーチェーン」など9店舗展開している。

アークスグループ、手薄な宮城県内での店舗網を強化

アークスグループは2011年10月に青森地盤の「ユニバース」と経営統合して以来、岩手地盤の「ジョイス」「ベルプラス」を相次ぎ買収するなど、東北への出店攻勢を強めていたが、2017年2月の「ジョイス仙台松森店」閉店に伴い宮城県内から食品スーパー業態の店舗を全面撤退したことで、アークスグループが宮城県内で運営する店舗は2019年7月現在、食品ディスカウント業態の「ビッグハウス」7店舗のみとなっていた。
アークスの地盤となる北海道では過疎化が深刻であり、同社の店舗でも中心市街地の店舗の閉店や老朽店舗のスクラップ&ビルドが続いている。今回の買収により、買収店舗を足掛かりとしたさらなる「アークス店舗網の南下」もありうるであろう。JOISizumi
2017年に閉店したジョイス仙台松森店。

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MEGAドン・キホーテUNY勝幡店、2019年7月16日開店-ピアゴ跡に

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愛知県愛西市の名鉄津島線勝幡(しょばた)駅前に、総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテUNY勝幡店」が2019年7月16日午前8時に開店する。
MEGAドン・キホーテUNY勝幡店。

勝幡駅前の元ユーストア、生鮮導入のMEGAドンキUNYに

MEGAドン・キホーテUNY勝幡店の前身となる「ユーストア勝幡店」は1979年7月に開店。現店舗は1997年12月に開店したもので、ユーストアの本社機能が2000年代初頭まで店舗近隣に設置されるなど、同社の主力店舗として位置付けられていた。
2009年2月には親会社である「ユニー」との経営統合及び店舗ブランド再編に伴い「ピアゴ勝幡店」に改称していたが、ドンキへの業態転換のため2019年4月29日をもってユニー直営売場、100円ショップ「Seria」を閉店し、一部専門店のみ営業を継続していた。

ドンキは愛知県25店舗目

MEGAドン・キホーテUNY勝幡店の建物は地上2階建、営業フロアは1階部分のみ、直営売場面積は4,861㎡、全館では5,950㎡。当初、ユニーの100%子会社として設立された「UDリテール」が運営する。
ドンキとしては愛知県内25店舗目で、ユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては愛知県内7店舗目となる。

季節商品や家電製品を取扱開始、勝幡城モチーフの装飾も

ピアゴ時代と同様に生鮮食品を取扱うほか、ドンキへの業態転換に伴い「10km圏内では唯一の総合ディスカウント業態の店舗」となることから、新たに季節商品や家電製品を取扱開始する。また、織田信長ゆかりの勝幡城をモチーフとした店内装飾を施す。
テナントとして津島市の和菓子屋「河村屋菓子舗」、うどん屋「飛騨路」など11店舗が営業を継続する。

MEGAドン・キホーテUNY勝幡店のテナント一覧
  • おしゃれ店ナカシマ(レディス)
  • 桃太郎(お好み焼/たこ焼)
  • 河村屋(和菓子)
  • 飛騨路(うどん)
  • フォーシーズン(クレープ、そばガレット)
  • いずもや(クリーニング)
  • きらら接骨院(接骨院)
  • セイハ英語学院(教室)
  • ヤマホウ(宝くじ)
  • 保険見直し本舗(保険カウンター)
MEGAドン・キホーテUNY勝幡店

住所:愛知県一宮市大和町毛受一本松19番地
営業時間:午前8時~午後9時45分

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フレスポ富沢、2019年7月11日開業-アクロスプラザ富沢西向かいに

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宮城県仙台市太白区に大和リースのショッピングセンター「フレスポ富沢」が2019年7月11日に開業した。
フレスポ富沢。

大和リースのショッピングセンター、富沢に開店

フレスポ富沢は仙台市が主導する「富沢駅西土地区画整理事業」の一環として建設が進められてきたもので、建物は平屋建5棟、敷地面積は約14,632㎡、延床面積は約3,583㎡。大和リースが運営する複合商業施設としては仙台市内7施設目となる。
同施設は大型衣料品店「ファッションセンターしまむら」、ドラッグストア「ツルハドラッグ」、靴量販店「ABCマート」、100円ショップ「ダイソー」を核に、「眼鏡市場」、託児機能付オフィス「ママスクエア」など10店舗が7月11日に出店、雲の上カンパニーが運営する仙台発のラーメン・中華そば専門店「伊藤商店」が8月上旬に出店、先行オープンした店舗と合わせて最終的に14店舗が開店する計画となっている。
フロアマップ。

発展著しい富沢、2018年にはアクロスプラザも開業

フレスポ富沢の正面では2018年1月に、同じく大和ハウスグループの大和情報サービスが運営する「アクロスプラザ富沢西」が開業しており、食品スーパー「ヨークベニマル」、百貨店ギフトサロン「三越富沢」、トップカルチャーの複合書店「蔦屋書店」が出店していることから、フレスポは一部を除きアクロスプラザに欠落していた専門店(低価格衣料品店、靴量販店など)を補完する役割を持つ施設となった。
大和リースは「大和ハウスグループ全体で地域の利便性を向上させ、地域の方々の日常に寄り添う施設を目指す」とコメントしており、食品スーパーや飲食店、ビジネスホテルの進出が相次ぐ富沢エリアのさらなる求心力向上が予想される。

フレスポ富沢

住所:宮城県仙台市太白区富田字京ノ北54-1(20B-51L)
営業時間:9:00~22:00(ツルハドラッグ)

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フレスポ春日井、2019年7月19日開業-愛知初となるフレスポ、ヤマナカを核に

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愛知県春日井市の名鉄小牧線味鋺駅近くに、大和リースのショッピングセンター「フレスポ春日井」が2019年7月19日に開業する。

フレスポ春日井。

紡績工場跡地に愛知県内初となるフレスポ

フレスポ春日井は三幸毛糸紡績春日井工場跡地で建設が進められてきたもので、建物は平屋建、敷地面積は約19,214㎡、延床面積は6,704㎡。フレスポとしては愛知県内初の施設となる。
同施設では地場大手食品スーパー「ヤマナカ」を核に、ドラッグストア「ウエルシア」、100円ショップ「Seria」、ゲームセンター「トム・ソーヤのなかまたち」、ヤマナカグループのスポーツクラブ「エグゼノ/ソラリエ」(8月1日開業)など10店舗が出店、先行オープンした店舗と合わせて11月下旬までに14店舗が出店する計画となっている。

EXENO/solalier.


フロアマップ。

ヤマナカではスポーツクラブ利用者向けの商品展開も

フレスポ春日井の核となる「ヤマナカ追進店」(ついしん)は平屋建、売場面積は約1,896㎡、年間売上目標は14億円。

ヤマナカ追進店。

店舗ビジョンに「お客様においしさ・楽しさ・お値打ちさを実感していただけるお店」を掲げ、春日井市内に本店を置くベーカリー「モンシェル」商品の販売やグループのスポーツクラブ利用者を対象とした健康食品、生活雑貨コーナーの充実、インストアベーカリーやイートインの併設を行うなど、“ここですべてが揃うお店”を目指す。
なお、同市内にあった旧・西友・ザ・モール春日井(リヴィン)も大和ハウス系の商業施設となる計画が発表されている。

フレスポ春日井

住所:愛知県春日井市追進町2丁目1‐5
営業時間:9時30分~23時(ヤマナカ)

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トライアル宇佐店、2019年8月25日閉店-駅川寿屋、38年の歴史に幕

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大分県宇佐市の法鏡寺交差点にある総合スーパー「トライアル宇佐店」(駅川寿屋)が2019年8月25日に閉店する。

トライアル宇佐店。

遺跡も発掘された駅川店、現在も寿屋が所有

トライアル宇佐店は1981年7月に「駅川寿屋」として開業。建物は2階建て(屋上は駐車場)で売場面積は4,823㎡。駅川は宇佐市成立前の宇佐郡駅川町(駅館(やっかん)+豊川の合成地名)に由来する。
当時の宇佐市は4町合併により誕生して14年ほど。旧駅川町は4町のなかで最も開発が進んでいなかった地区であったが、旧宇佐町、四日市町、長洲町の中間地点にあたるために市役所が設置され、発展が著しかった。
また、当地は遺跡が多い地区であり、建設前には遺跡の発掘調査も行われた。
その後、寿屋は別館を建設。寿屋傘下のディスカウントストア「キッド」、ファミリーレストラン「グルッペ」、書籍・CD「AVクラブ」(現:TSUTAYA AVクラブを運営するニューコワン)などが出店した。1990年代には出入口の移設を伴う大規模改修がおこなわれた。

駅川寿屋。
(改装を手がけた河村デザイン社のウェブサイトより)

しかし、2000年12月に徒歩圏にハイパーモールメルクス宇佐(核店舗はミスターマックス、食品売場はスーパー大栄→ゆめマート)が開業。寿屋は劣勢に立たされることになると、2002年1月に寿屋が経営悪化のため閉店する方針を発表(この時点では寿屋は多くの店舗を営業継続する方針であったが駅川店は「アクシス中津寿屋」「寿屋杵築店」などと共にいち早く閉店方針を表明)。同月末の寿屋のスーパーマーケット廃業に伴い閉店した。
なお、寿屋は倒産直前に全店舗を対象にラララグループ仕様の店舗への改装を進めていたが、駅川店は90年代の全館改装以降はほぼ未改装であった。

今もライバルとなっているミスターマックス。

2002年1月の閉店後は寿屋が入居企業を募集し、同年8月にトライアル宇佐店として古い内装をほぼ残したまま営業を再開。24時間営業となった(現在は24時閉店)。2階の一部にはゲームセンターが出店した。
また、別館には2003年11月に贈答品店「江戸心本店」が開業。レストラン棟にはドコモショップが出店している。
現在も建物はラララグループ寿屋の後継企業「カリーノグループ」が所有しており、同社傘下の企業がメンテナンスしている。館内の一部照明は同社によりLED化されている。

活用方法は未定

トライアル宇佐店は8月4日に2階売場を閉鎖、8月25日19時を以て完全閉店となる。
トライアルは2018年に近隣にあった小型店・豊後高田店(旧・寿屋豊後高田店)を新店舗の「トライアル豊後高田玉津店」に移転させている一方、宇佐店が新店舗として移転する計画は7月現在出されていない。
建物は築30年以上が経過しているものの、新耐震基準を満たしていると思われ、駐車場も十分であるため再活用される可能性もある。
市役所に近く、交通量が非常に多い交差点という「宇佐の一等地」であるため今後が注目される。

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イトーヨーカドー上福岡東店、2019年8月25日閉店-長谷工が取得

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埼玉県ふじみ野市の東武東上線上福岡駅近くにある総合スーパー「イトーヨーカドー上福岡東店」が2019年8月25日に閉店する。

イトーヨーカドー上福岡東店(公式サイトより)。

ヨーカドー上福岡東店、20年の歴史に幕-長谷工が買収

イトーヨーカドー上福岡東店は1999年10月に上福岡東ショッピングプラザの核店舗として開店。売場は2階建てで売場面積は16,393㎡。立体駐車場棟を備える。テナントとしてはくまざわ書店、新星堂、キャンドゥ、ファミール、マクドナルドなどが出店する。なお、大型テナントである家電量販店「デンキチ」は7月21日に閉店。変わって同じ東上線沿線の朝霞駅近くに7月19日に出店する。
建物は三井住友信託銀行から日本リテールファンドの所有となっていたが、ららぽーと富士見の開業などを受けて2017年に約60億円で長谷工コーポレーションに売却されていた。
跡地の活用方法などは発表されていないが、長谷工が購入していることから、跡地にマンションなどが建設されることも予想される。

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イオン京橋店、2019年9月30日閉店-旧・ダイエー、再開発へ

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大阪府大阪市都島区のJR京橋駅に直結する大型総合スーパー「イオン京橋店」(旧・ダイエー京橋店)が、2019年9月30日をもって再開発による店舗建て替えのため閉店する。
イオン京橋店。

ダイエーの関西旗艦店として親しまれた京橋のイオン

イオン京橋店は1971年11月に「ダイエー京橋店」(京橋ショッパーズプラザ京橋)として開業。長らく関西におけるダイエーグループの旗艦店として営業していたが、ダイエーの総合スーパー事業縮小に伴うイオンリテールへの店舗承継により、2016年3月に現在の店舗名に改称していた。
建物は地上5階建で売場面積は22,769㎡、建物はイオングループが所有する。
ダイエー京橋店。

2019年7月現在は、イオンリテールストア直営売場を核に、レディスファッションブランド「Green Parks topic」「Honeys」、ファストファッション「ユニクロ」、チヨダの靴量販店「SPC」、100円ショップ「キャンドゥ」、ヤマダ電機傘下の家電量販店「マツヤデンキ」、イオングループのゲームセンター「パロ」「モーリーファンタジー」、未来屋書店の「アシーネ」、「ミスタードーナツ」、「ドムドムハンバーガー」、「ディッパーダン」など50以上の専門店が出店する。

都市再生緊急整備地域に指定、専門店撤退も相次いでいた

イオン京橋店は2017年8月に、都市再生特別措置法に基づく都市再生緊急整備地域指定を受けており、「(仮称)イオン京橋開発計画」(約1.5ha)として再開発を進める構想が持ち上がっていた。
構想が発表されて以降、2018年5月に300円均一ショップ「3COINS」が閉店、2019年2月に「WEGO」が閉店するなど、入居テナントの撤退が顕著にみられるようになり、ダイエーからイオンへの転換直後と比べ専門店が2/3ほどに減少するなど、今後の営業継続に注目が集まっていた。

ドムドムハンバーガー京橋店。

イオン京橋店の閉店に先駆け、大型テナントであった「パロ」「モーリーファンタジー」は9月16日23時をもって閉店する予定。

「イオン」「ドムドム」は「一時閉店」

都商研の取材に対し、イオンは「再開発による一時閉店」であると述べているほか、店頭にも「一時閉店」の案内が掲出されており、閉店後にイオン系列の店舗が再出店される可能性が高い。
京橋は大阪市東部の一大ターミナルでありながら、大型再開発プロジェクトが相次ぐ梅田、難波、心斎橋と比較すると古い街並みが多く残り、開発が進んでいなかった。開発の概要は発表されていないものの、京橋の新たなランドマークとなる施設の誕生が期待される。

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ブランチ札幌月寒、2019年7月19日先行開業-10月全面開業、北海道立産業共進会場(月寒グリーンドーム)跡地に

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札幌市営地下鉄東豊線月寒中央駅、東西線南郷13丁目駅近くの北海道立産業共進会場(月寒グリーンドーム)跡地の一部に、大和リースの複合商業施設「BRANCH札幌月寒」(ブランチ札幌月寒)が2019年7月19日に先行開業、10月に全面開業する。
BRANCH札幌月寒。

産業共進会場跡地に北海道初となるブランチ開業

ブランチ札幌月寒の建物は7棟(平屋建または地上2階建)、店舗面積は5,986㎡、敷地面積は44,173㎡、延床面積は15,300㎡。
北海道が所有する北海道立産業共進会場「月寒グリーンドーム」(2016年3月閉鎖、敷地面積122,700 ㎡)の跡地の1/3を、大和ハウスグループの「大和リース」が用地売却に係る公募型プロポーザルにより取得し開発する。大和リースの商業施設ブランド「ブランチ」の出店は道内初。
同施設では施設中央部分にシンボルゾーンとしてファイヤーピット広場や読書テラス、水遊びゾーンを備える回廊型公園「コポロパ」(約13,000㎡)を設置する。コポロパの面積は施設の1/3を占める規模であり、ブランチとしては最大規模のコミュニティスペースとなる。
BRANCH札幌月寒の1/3が回廊型公園となる。

同施設に出店するテナントのうち、シアトルコーヒーチェーン「スターバックス」、厚別区のベーカリー「BAKERY Coneru」、清田区平岡に本店を構えるそば居酒屋の新業態「手打ちそばさくらの定食屋」、1歳児から中学生までを対象とした体操教室「ジュンスポーツクラブ」など10店舗が7月19日に開店、先行オープンした店舗と合わせて、100円ショップ「ダイソー」や託児機能付オフィス「ママスクエア」、医療モールなど37店舗(予定)が10月までに開店する計画となっている。
なお、ブランチ札幌月寒の向かいには以前より「コープさっぽろ」が出店している。

日ハムの移転候補地となった産業共進会場跡地には課題も

北海道立産業共進会場跡地では当初、札幌市が敷地の2/3を取得し、プロ野球球団「北海道日本ハムファイターズ」本拠地を核とする複合施設「ボールパーク」の誘致を目指す動きがみられたが、球団が2018年11月に本拠地移転先を北広島市に正式決定したことで跡地活用が白紙状態となった。
産業共進会場跡地に残る未活用用地は地下鉄東豊線・東西線徒歩圏内という良好な環境にあり、80,000㎡近い広大な敷地面積を有するため、地域の賑わい創出に結び付く開発事業が期待される。IMG_1164日本ハムは札幌ドームから北広島市に本拠地を移転する。

BRANCH札幌月寒に出店するテナント一覧
7月先行開業時点でのテナント
  • ジュンスポーツクラブ(体操教室)
  •  ジュン・ハート/じゅんのめ幼児舎(児童デイサービス/
    企業主導型保育園)
  • じゅんのめ保育園(認可保育園)
  • ドコモショップ(携帯ショップ)
  • ソフトバンク(携帯ショップ)
  • 手打ちそばさくらの定食屋(飲食)
  • shin.(シン)(飲食)
  • スターバックス(カフェ)
  • BAKERY Coneru(ベーカリーコネル)(ベーカリー)
  • CHACO(チャコ)(飲食)
8月開店予定のテナント
  • スポーツアカデミー(フィットネス)(8月1日開店)
  • ろまん亭(菓子)(8月8日開店)
9月開店予定のテナント
  • 月寒東歯科クリニック(歯科)
  • はた皮膚科スキンケアクリニック(皮膚科)
  • ゆう内科消化器クリニック(内科)
10月開店予定のテナント
  • Limore(リモア)美容室(美容室)
  • ママスクエア(託児機能付オフィス)
  • ダイソー(100円ショップ)
  • 北野通こどもクリニック(小児科)
11月開店予定のテナント
  • 月寒すがわら眼科(眼科)
BRANCH札幌月寒

住所:北海道札幌市豊平区月寒東3条11丁目1-24

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阪急オアシス山下店、2019年7月31日閉店-山下Mechaビルの核、一部専門店は営業継続

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兵庫県川西市の能勢電鉄山下駅近くに位置するショッピングセンター「山下Mechaビル」(阪急オアシス山下店・ココカラファインライフォートマルゼン山下店)が、2019年7月31日をもって閉店する。
Me・cha enjoyable life store.

山下駅近くの大型店、オンセンド1店舗のみ営業継続

山下Mechaビルは1994年9月開業。建物は地上2階地下1階建で、店舗面積は3,439㎡、建物は地元の不動産会社が所有する。
核テナントの「阪急オアシス山下店」は1994年9月に、医療機器・医薬品大手「ニプロ」(旧・日本硝子商事→ニッショー)が運営する関西地場中堅食品スーパー「ニッショー山下店」として開店。2006年7月の阪急百貨店グループ入り、複数回にわたる運営会社及び店舗ブランド再編に伴い、2009年3月より現在の店舗名に改称している。
阪急オアシス山下店。(旧・Mechaニッショー山下店)

準核テナントの「ココカラファインライフォート山下店」は1994年9月に、兵庫県地盤のドラッグストア「マルゼン山下店」として開店。2004年5月の運営会社社名変更、2010年10月のココカラファイン傘下入り、2013年4月の運営会社再編後も店頭では「マルゼン」の屋号を残し営業していた。

ココカラファインライフォート山下店。(マルゼン山下店)

山下Mechaビルでは2019年6月に「青い鳥クリーニング」が先行して閉店しており、7月31日の阪急オアシス、ココカラファインの閉店により、営業を継続する店舗は低価格衣料品店「オンセンド」1店舗のみとなる。

H2Oリテイリングでは近隣に新店舗を出店

阪急オアシスを運営するH2Oリテイリングは、2017年9月に能勢電鉄多田駅前に位置する総合スーパー「イズミヤ多田店」の大規模改装を実施、2019年8月上旬に川西市内で進められる土地区画整理事業の核として大型ショッピングセンター「オアシスタウンキセラ川西」(阪急オアシスキセラ川西店)の開店を予定するなど、積極的な新規出店及び既存店のリニューアルを進めており、山下店の閉店はスクラップ&ビルドの一環とみられる。
阪急オアシス山下店の閉店後、店舗徒歩圏内のスーパーは畦野駅前の「コープこうべ うねの店」、山下駅前の「フードネットマート山下店」2店舗のみとなる。

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ドン・キホーテUNY藤岡店、2019年7月30日開店-ピアゴ跡、生鮮売場は廃止

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群馬県藤岡市のJR八高線群馬藤岡駅近くに、ディスカウントストア「ドン・キホーテUNY藤岡店」が2019年7月30日午前9時に開店する。
ドン・キホーテUNY藤岡店。

群馬藤岡駅前の元ジョイマート、ドンキに

ドン・キホーテUNY藤岡店の前身となる「ジョイマートユニー藤岡店」は2004年2月に開店。ユニーグループの店舗ブランド再編に伴い、2009年2月に店舗名を「ピアゴ藤岡店」に改称していた。その後、ドンキへの業態転換のため、2019年5月15日をもってユニー直営売場を閉店、現在は一部専門店のみが営業を継続している。

群馬初となるドンキとユニーのダブルブランド店舗

ドン・キホーテUNY藤岡店の建物は地上3階建、直営売場面積は4,335㎡、全館の面積は5,279㎡。当初、ユニーの100%子会社として設立された「UDリテール」が運営する。
ドンキとしては群馬県内7店舗目で、ユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては群馬県内初となる。
今回の業態転換に伴い同店では生鮮食品の取扱いを終了し、一般加工食品を中心とした食品販売に専念する一方、若年層からニューファミリー層をターゲットとした衣料品、スマホパーツ、化粧品、家電を強化する。
また、テナントとして100円ショップ「ダイソー」、元ユニー系の呉服店「さが美」など9店舗が営業を継続する。

ドン・キホーテUNY藤岡店のテナント一覧
1階
  • 根岸生花(生花)
  • ザ・ダイソー(100円均一)
  • やっこ凧(たこ焼・お好み焼)
  • タウン・ツアーズ(トラベル)
  • サンショット(証明写真機)
2階
  • さが美(呉服)
  • MARUKIN(レディス)
  • ジュアン(レディス)
  • イワサキ(美容室)
ドン・キホーテUNY藤岡店

住所:群馬県藤岡市藤岡416番地の4
営業時間:午前9時~翌午前0時

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MEGAドン・キホーテUNY太田川店、2019年7月30日開店-ラスパ太田川の核、ピアゴ跡に

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愛知県東海市の名鉄河和線太田川駅及び駅前に位置するショッピングセンター「ラスパ太田川」の新たな核テナントとして、総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテUNY太田川店」が2019年7月30日午前8時に開店する。
MEGAドン・キホーテUNY太田川店。

太田川駅高架化に伴う再開発で開業した「ラスパ」

ラスパ太田川の前身となるユニーグループの総合スーパー「西川屋大田川店」は1970年3月に開店。1971年2月に運営会社再編の一環として店舗名を「ユニー大田川店」に改称し、30年以上営業を継続していたが、愛知県主導の「太田川駅付近連続立体交差事業」及び近隣への新店舗(アピタ東海荒尾店)開設に伴い2002年8月をもって閉店していた。
ユニー大田川店跡地は2003年6月以降、ユニーから敷地を借り受けた市民出資の株式会社「どんでん」により、商業施設併設の多目的イベント広場「どんでん広場」として暫定利用されていたが、鉄道施設高架切替及び契約期間満了に伴い2012年12月をもって閉店。敷地の一部を所有するユニーにより2013年6月、地域密着型ショッピングセンター「ラスパ太田川」として再開発することが決定し、2014年4月に着工、2015年3月に再開業していた。

ラスパの核、ピアゴからドンキに-北館専門店も大幅縮小

ラスパ太田川北館は地上2階建、南館は地上3階建(3・4階及び屋上は駐車場)、駅館は地上3階建(営業フロアは1階のみ、2・3階は名鉄太田川駅)、全館の営業面積は13,900㎡、敷地面積は20,000 ㎡、延床面積は29,300 ㎡。
開業以来、ユニーの総合スーパー「ピアゴ太田川店」(サークルKサービススポット併設)を核に、ドラッグストア「マツモトキヨシ」、ストライプのレディスファッション「green parks topic」、大型家具・インテリア専門店「ニトリ」、100円ショップ「ダイソー」、夢屋書店を前身に持つ「BOOKS えみたす」、シアトルコーヒーショップ「スターバックス」などのテナントが営業していたが、ドンキへの業態転換のため2019年6月16日をもってユニー直営売場を閉店、ラスパ北館専門店街のテナントも大幅縮小していた。(一部テナントは南館に館内移転)

ドンキは愛知県26店舗目

MEGAドン・キホーテUNY太田川店の建物は地上3階建、営業フロアは1・2階部分のみ、直営売場面積は4,792㎡。当初、ユニーの100%子会社として設立された「UDリテール」が運営する。
ドンキとしては愛知県内26店舗目で、ユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては愛知県内8店舗目となる。
ピアゴ時代と同様に生鮮食品を取扱うほか、店舗周辺に名鉄太田川駅や高校、大学が立地することから、スマホパーツやカラーコンタクトなどの品揃えも強化する。

ラスパ太田川・MEGAドンキUNY太田川店のテナント一覧
南館1階
  • 太田川駅前デンタルクリニック(歯科医院)
  • 保険コンパス(保険相談)
  • パリス・デ・スキン(脱毛・エステ)
  • アバディーン(生活雑貨)
  • グリーンパークストピック(レディス)
  • シュープ・アニュー(美容室)
  • スターバックスコーヒー(コーヒーストア)
  • BOOKSえみたす(書籍)
  • アミューズメントパーク(アミューズメント)
  • ダイソー(バラエティショップ)
  • JTB提携店 日本観光社(トラベル)
南館2階
  • ニトリ(家具・インテリア)
  • つるべや(丼・うどん)
  • スガキヤ(ラーメン・甘味)
  • セイハ英語学院(子ども英会話教室)
  • パパイヤ式セイハダンスアカデミー(ダンス教室)
  • 小学館の幼児教室 ドラキッズ(幼児教室)
  • カワイミュージックスクール(音楽教室)
北館1階
  • パソコン教室かるん ラスパ太田川教室(パソコン教室)
  • 米乃家(団子・鯛焼き・たこ焼き)
  • 知多信用金庫(ATM)
  • 碧海信用金庫(ATM)
  • 十六銀行(ATM)
  • クリーニングの白英舎(クリーニング)
駅館1階
  • マツモトキヨシ(ドラッグストア)
  • さかなや道場(居酒屋)
  • BOOBY‘S BRITISH PUB(カフェダイニング)
  • 太田川にこにこ餃子(居酒屋)
MEGAドン・キホーテUNY太田川店

住所:愛知県東海市大田町下浜田102番1
営業時間:午前8時~翌午前0時

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コープ東北、スマホ決済「CooPay」(コープペイ)2019年7月22日から導入-将来的には東北6県の生協と日専連加盟店舗で利用可能に

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コープ東北サンネット事業連合は、東北エリアの生協及び日専連加盟店で利用可能な独自スマホ決済サービス「CooPay」(コープペイ)を2019年7月から導入する。
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みやぎ生協の店舗。(宮城県仙台市)

東北最大の生協グループとして知られる「コープ東北」

コープ東北サンネット連合は1995年5月に宮城地盤の「みやぎ生協」、岩手地盤の「いわて生協」、山形地盤の「生協共立社」の3生協により設立。2019年現在は東北6県9生協が加盟、青森地盤の食品スーパー「よこまちストア」(私鉄系スーパー連合「八社会」にも加盟継続)と業務提携関係にあり、加盟生協間では商品調達、物流、販促、各種システムの共通化が進められている。

電子マネー「MiiCA」とともに東北全域への普及目指す

みやぎ生協は2012年5月に国内生協初となるプリペイドギフトカード「MiiCA」(ミイカ)の発行を開始、2016年11月からは宮城地盤の金融事業者「日専連ライフサービス」との提携により、プリペイドギフトカードを会員証が搭載可能な独自電子マネー「日専連プリペイドカードMiiCA」に刷新し、みやぎ生協店舗に加えて宮城県内の日専連加盟店舗(約1,300店舗)でも利用可能、将来的に東北6県への拡大を目指すとするなど、MiiCA事業の強化を進めていた。
CooPayはMiiCAと異なり、銀行口座登録による「チャージ不要の後払い方式」であり、コープペイクーポンや各種プレゼント企画、キャンペーン情報、ポイントの割増といった特典サービスの提供を行う。
CooPayは2019年7月22日以降、みやぎ生協5店舗及びいわて生協1店舗でサービスを開始、8月21日に両生協全店舗に導入店舗を拡大する。みやぎ生協と経営統合した福島地盤の「コープふくしま」についても、11月1日を目処にCooPayを導入するとしており、将来的に東北6県へのサービス拡大を実施する予定となっている。
地域生協の試みであるものの、「CooPay」という名前を採用しただけに、他生協へも広がりを見せるのかが注目される。

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コープさっぽろ、スマホ決済「PayPay」2019年7月22日から導入-国内生協初、北海道内全108店舗に

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北海道地場大手生活協同組合「コープさっぽろ」は、YahooとSoftbankが主導するスマホ決済サービス「PayPay」を2019年7月22日に道内9店舗で先行導入、8月1日に道内全108店舗で導入する。
コープさっぽろの旗艦店。(北海道函館市・湯川店)

国内最大の生協として知られる「コープさっぽろ」

コープさっぽろは1965年7月に「札幌市民生活協同組合」として創立。2019年現在の主力事業は店舗、宅配(トドック)、共済の3事業で、組合員数は国内最多となる約170万人。
北海道内ではイオン北海道、アークス(ラルズ)に匹敵する流通グループとして、2009年11月に函館地盤の地場大手食品スーパー「魚長」(生鮮げんき市場)と業務提携、2011年7月には提携関係にあった苫小牧市地盤の「志賀綜合食料品店」を直営化するなど、経営規模の拡大を推し進めている。

国内生協初となる電子決済導入、道内での普及拡大に期待

コープさっぽろでは2014年7月に生協独自の電子マネー「ちょこっとカード」を導入して以来、国際ブランドのクレジットカード決済や西日本鉄道が主導する「nimoca」(ICAS nimoca)を始めとする各種交通系電子マネーへの対応を進めていた。
従来型組合員証及び北洋銀行提携カード「clover トドック」に関しても、2017年3月から順次電子マネー機能搭載型への切替を進めるなど、利用客の決済手段拡充、利便性向上に向けた施策を打ち出していたが、スマートフォンを活用したモバイル決済サービスの導入には至っていなかった。

函館の一部店舗では「nimoca」など交通系電子マネーも利用可能

コープさっぽろとPayPayの両社によると「北海道のスーパーマーケットチェーン及び全国の生活協同組合(大学生協除く)としても初めて全店舗で導入」とされており、道内約276万世帯のうち約170万人が加入する生協へのPayPay導入は、道内での電子決済普及に大きな影響を与えるとみられる。

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東急百貨店東横店、2020年3月31日閉店-再開発で

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東京都渋谷区の渋谷駅に直結する百貨店「東急百貨店東横店」が、再開発のため2020年3月31日に閉館する。

東急百貨店東横店。

東京初の本格的ターミナル百貨店、86年の歴史に幕

東急百貨店東横店は1934年11月に東京初の本格的ターミナル百貨店「東横百貨店」(のちの東館)として開業。1951年には改装により「東横のれん街」と屋上ロープウェイ「ひばり号」を新設した。のちにロープウェイは撤去されている。
さらに、1954年に玉電ビルに増床するかたちで劇場「東横ホール」(1985年閉館)を目玉とした西館を、1966年に南館を開業させ、1967年の白木屋改名に合わせて「東急百貨店東横店」となった。

東急百貨店東横店南館。

売場面積は31,543㎡であったが、渋谷駅再開発のため2013年3月に東館を閉館。「東急のれん街」は渋谷マークシティへと移転している。また、2012年には渋谷ヒカリエに東急百貨店の売場である「ShinQs」(シンクス)も開業している。

渋谷スクランブルスクエアに専門店出店

東急百貨店東横店の閉店は再開発のため。
今後、東急東横店は地階食品売場など一部のみで当面営業。また、隣接地において2019年11月に開業する「渋谷スクランブルスクエア東棟」に東急百貨店の売場として化粧品、ファッション雑貨を扱う「+Q」(プラスク)、セレクトショップ「428-224」(シブヤ224)、食品コーナー「東急フードショーエッジ」などを出店させる。

渋谷スクランブルスクエア東館。

東急百貨店東横店の跡地には、2027年の完成を目指して「渋谷スクランブルスクエア西棟」が建設される予定となっている。

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