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イオン富雄店、2019年10月31日閉店-旧ユニード・ダイエー、46年の歴史に幕

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奈良県奈良市の近鉄富雄駅前にあるショッピングセンター
(総合スーパー)「イオン富雄店」が2019年10月31日に閉店する。

ダイエー富雄店。

旧・ユニードから46年の歴史に幕

イオン富雄店は1973年4月に「ユニード富雄店」として開店。ユニードは福岡市に本社を置いているスーパーであり、富雄店が最も東に位置する店舗であった。
1981年にユニードとダイエーが資本業務提携したのち、1983年に関西が地盤である「ダイエー富雄店」に転換された。
その後、2015年にダイエーがイオンの完全子会社となった際に総合スーパーの多くをイオンリテールに譲渡したことに伴い、2016年3月から「イオン富雄店」として営業している。
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イオンへの改装に合わせてテナント入れ替えも行われた。

売場面積は8,712㎡で、売場は地階・1階・2階。3階・屋上は駐車場。建物はダイエーグループが所有する。
テナントとして「メガネの三城」、「荒木メガネ」、イオン(ダイエー)グループの書店「アシーネ」、100円ショップ「キャンドゥ」などが出店する。なお、隣接地には地場スーパー「ヤオヒコ」が出店している。
閉店は店頭で告知されたもの。店舗跡の活用方法などについては8月現在発表されていない。

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アーバンリサーチとファミマ!!のコラボ店舗、2020年春から展開-史上初「セレクトショップ+コンビニ」新業態

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セレクトショップ大手「URBAN RESEARCH」(アーバンリサーチ)は、東京都港区にファミリーマートの都市型ワーカー向け業態「ファミマ!!」とコラボレーションした「ライフスタイル提案型リアル店舗」を2020年春から展開することを発表した。URBAN RESEARCH.

ファミリーマートのライフスタイル提案型業態

ファミマ!!は2003年10月、大阪市浪速区の南海難波駅に直結する複合商業施設「なんばパークス」に1号店「ファミマ!!なんばパークス店」(現・ファミマ!!小浦なんばパークス店)を開店。ファミマ!!は「出店施設のライフスタイルに対応した新しいコンビニエンスストア」として、木目調の内外装、独自ブランドの商品や輸入文具・雑貨・菓子の取扱い、店舗立地に応じた柔軟な商品構成を特徴としており、サービス面でも「コーヒーポット宅配サービス」を一部オフィス内店舗で実施するなど、一般的なコンビニ(ファミリーマート)とは異なる独自性の高い業態となっている。
Famima!!

ファミマ!!は長らく首都圏・関西地方の都心部、オフィスに特化した店舗展開を進めていたが、2016年3月に東北地方1号店、2017年4月に九州地方1号店、同年10月に東海地方1号店を出店するなど、店舗網の拡大を推進している。2019年6月現在の店舗数は39店舗。

史上初となる「セレクトショップ+コンビニ」新業態

ファミマ!!は2014年6月にも、飲食大手「ロイヤルHD」(ロイヤルホスト)とのコラボ店舗を虎ノ門ヒルズに出店。店内にカフェ「THE 3RD CAFE by Standard Coffee」を併設し、仕事やミーティングにも利用可能な個室ブース型イートイン「ファミマLounge」、DJブースを設ける異色の店舗づくりを行ったが、セレクトショップとのコラボは初となる。
URBAN RESEARCHは、「株式会社アーバンリサーチが「セレクトショップ+コンビニ」を一体運営する事で、今までにない次世代コンビニエンスの空間を演出して参ります。」とコメントしており、同社のバイヤーによる上質な商品、独自の世界観を持った店舗の提案が期待される。

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イオン藤井寺ショッピングセンター、2019年9月14日開業-イオンモール跡、ダイエーを核店舗に65店が出店

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大阪府藤井寺市の近鉄藤井寺駅前にあった「イオンモール藤井寺」跡地に「イオン藤井寺ショッピングセンター」が2019年9月14日に開業する。

イオン藤井寺ショッピングセンター(撮影:さわらさん)。
外壁には「藤」の花のイメージも設置される予定。

イオンモール跡、地域密着型のショッピングセンターに

イオン藤井寺ショッピングセンターの前身となる「ダイヤモンドシティ藤井寺ショッピングセンター」は1973年12月に総合スーパー「ジャスコ藤井寺店」を核として開業。1988年には「藤井寺アプト」(アプト館)を新設する増床を実施、複数回にわたる改装を実施することで、地域一番店としての地位を確立した。
その後、運営会社再編の一環として2007年8月に施設名を「イオンモール藤井寺」に改称、2011年3月に核テナントの店舗名を「イオン藤井寺店」に改称したが、施設の老朽化に伴う建替えのため、2014年2月28日をもって閉店していた。
イオンモールは当初、建替前と同様に総合スーパー(イオンスタイル)を核に据えた商業施設としての営業再開を計画していたが、施設規模の縮小を伴う度重なる計画見直しもあり、食をテーマとした地域密着型商業施設として一新することが決定していた。

核店舗はダイエーの「フードスタイル」-65店出店

イオン藤井寺ショッピングセンターの総賃貸面積は約15,300㎡。
コンセプトに「藤井寺Neighbor Food Center」を、施設コンセプトに「〜地域の皆さまに寄り添うショッピングセンターをめざして〜『これまでも、これからも。まちと人の、すぐそばに。』」掲げる。

館内「フードパーク」イメージ。

核店舗はダイエーの食品スーパー「イオンフードスタイル藤井寺店」で、テナント数は65店舗。そのうち雑貨「ピーチクラブ」、きもの「松葉」、化粧品「べにや」など15店が旧店からの再出店となる。
大型テナントとしてはイオングループの靴量販店「ASBee fam.」家電量販店「ジョーシン」、ニトリの小型店「ニトリエキスプレス」、ファストファッション「GU」、100円ショップ「ダイソー」、ドラッグストア「ココカラファイン」、書店「アバンティ」、ゲームコーナー「プラザカプコン」などが出店する。館内に設けられる子供の遊び場は、古墳が多い立地にちなんで「こふんひろば」と命名された。
また、食品館「Food Park」には「阪急ベーカリー&カフェ」や「スターバックス」など25店舗が出店。フードパークにはイートインコーナー(70席)とフードコート(240席)も設けられ、再出店となる「スガキヤ」、ダイエーグループのスイーツ店「ディッパーダン」、関西地盤の焼肉チェーン「松屋」の「肉キッチン」、タピオカ「タピキング」などが出店する。

テナント一覧。※は再出店。

このほか、1階には市立図書館の返却ポストが、屋上には「芝生広場」が設けられる。芝生広場には古墳のモチーフが用いられる。

屋上イメージ。

2020年には松原にアリオ-競争激化する藤井寺周辺

隣接する松原市ではセブン&アイHDが開発を手掛ける「アリオ松原」が2020年を目途に開業を予定しており、近隣のイオングループ店舗も相次いでリニューアルをおこなっている。
旧・ダイヤモンドシティがダイエーを核店舗にリニューアルされたのは意外であったが、競争が激化するなかで地域に便利な駅前ショッピングセンターとなることが期待される。

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東宝ツインタワービル、2019年12月閉館-日比谷のランドマーク、建て替えへ

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東京都千代田区の日比谷駅前にある複合ビル「東宝ツインタワービル」が、再開発のため2019年12月末に閉館する。

東宝ツインタワービル。

日比谷のツインタワー、50年の歴史に幕

東宝ツインタワービルは東京宝塚創業の地に1969年5月開業。
地上9階、地下4階建て。すぐ近くには東京宝塚ビル(宝塚劇場)、東宝日比谷ビル、阪急メンズ東京(有楽町阪急)など阪急東宝系の施設が数多く集積する。
ツインタワーの由来は屋上にある2つの塔で、また東芝製垂直落下手すりエスカレーターがあることも特徴であった。
下層階には物販店、医院、ディスコなど多くのテナントが入居。
9階にはレストラン街、7階には東宝ダンスホールがあるほか、阪急東宝系のオフィスが数多く入居する。

東宝、11階建ての新ビル建設

新たなビルは地上11階、地下2階建て。現在と同様に商業施設とオフィスなどが入居する。
建て替えは2023年春に完了する予定で、総工費は約90億円を見込んでいる。

新ビルの完成予想イメージ(リリースより)。

東宝は「映画・演劇を中心とした上質なエンタテインメントの街『日比谷ブロードウェイ』の玄関口に相応しいビルの再生を目指します」としている。

ニュースリリース:東宝ツインタワービル 再開発計画の概要
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マツキヨとココカラ、経営統合協議を開始-2019年8月14日に発表、売上高「約1兆円」に

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ドラッグストア大手「マツモトキヨシHD」(千葉県松戸市、以下マツキヨ)と「ココカラファイン」(神奈川県横浜市、本店は大阪府大阪市、以下ココカラ)は、経営統合に向けた協議を開始することを2019年8月14日に発表した。

ココカラファインの旗艦店(大阪市)。

スギ薬局も統合を打診していたが…。

マツモトキヨシは1932年12月に千葉県松戸市で「松本薬舗」として創業。首都圏地盤であったが、2000年以降からイズミと提携し「ゆめドラッグ」を展開、九州地盤の「ミドリ薬品」を傘下に収めるなど、地方における店舗網の強化を進めている。
ココカラファインは2008年4月に首都圏地盤の「セイジョー」と関西地盤の「セガミ」の経営統合により設立。2010年10月には関西地盤の「アライドハーツHD」(ライフォート・ジップドラッグ)と経営統合している。
マツキヨ・ココカラの経営統合は、2019年4月26日に発表された「資本業務提携に関する検討・協議」を発端としたもの。その後、ココカラに対してスギHD(スギ薬局)も経営統合を打診したが、ココカラの取締役会はマツキヨHDと経営統合したほうが大きな相乗効果があると判断したという。

スギ薬局。

売上高1兆円、アジア2位の巨大チェーンに

マツキヨHDはドラッグストア業界国内5位(かつては1位)、ココカラは7位(かつては3位)であるが、経営統合後の売上高は約1兆円と業界首位のツルハHD(北海道札幌市)の8000億円弱を大きく上回り、国内で首位・アジア全体でも「ワトソンズ」(香港)に次ぐ2番目の規模の巨大ドラッグストアチェーンとなる(2018年度数値より)。

ドラッグストア大手7社の売上推移(各社決算により作成)。

ニュースリリース:株式会社マツモトキヨシホールディングスとの経営統合の協議開始についてのお知らせ(ココカラファイン)
関連記事:ココカラファイン、スギ薬局と経営統合の検討開始-マツキヨも参加で「巨大ドラッグストア」誕生か

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レインボー小倉、2019年7月閉館-旧・西友→近商ストア、建物は競売に

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 京都府宇治市の近鉄小倉駅前東口・旧国道24号線沿いにある大型ショッピングセンター「レインボー小倉」が、2019年7月に閉店していたことがわかった。

レインボー小倉。

レインボープラザ1号店、当初の核店舗は「西友」

レインボー小倉は1976年6月に「レインボープラザ小倉宇治」(三津富小倉ビル)として開業。駅西口に存在した小倉駅前デパートビル(平和堂小倉店)と並び、宇治市小倉地区を代表する大型小売店であった。建物は地上4階・地下1階で、売場面積は9,822㎡。このほかに立体駐車場を備える。
レインボープラザは地場不動産デベロッパー「三津富」のSC事業ブランドで、小倉宇治はその1号店であった。開発テーマは「地域に時代の新風を吹き込む」で、核店舗として近接地で営業していた「西友宇治店」を誘致した。西友宇治店は西友ストアー関西の運営で、初代店舗は小倉駅前デパートビル内に1975年3月に開業したが、わずか1年ほどの営業で移転となった。なお、小倉駅前デパートビル(現:オグラフリークス、ほぼ空き店舗)には平和堂が出店した。
その後、西友の撤退を期に2001年4月20日に全館をリニューアル。新たな核テナント「近商ストア小倉店」をはじめとして100円ショップ「ダイソー」など32店舗を誘致し、施設名も「レインボー小倉」に改称していた。その後、三津富は2004年に経営破綻している。

レインボー小倉唯一の物販店「ダイソー」7月18日閉店

レインボー小倉には近年までマクドナルドやココカラファインなどが出店していたが、核店舗である近商ストアが2018年8月26日に閉店したのを機にテナントの撤退が急速に進行。それ以降も総合衣料「オンセンド」、ドリームドリームが運営するパチンコ店「タマダロウ」、婦人服「ナカニシ」、ヘアーカット「ライム」などが継続して営業していたが、2019年に入るとそれらの多くが閉店した。

2019年に入ると館内の大部分が空き店舗となった。

7月18日にはレインボー小倉唯一の物販テナントとなっていた100円ショップ「ダイソー」が閉店(一応「休業」としている)し、フィットネス「カーブス」など館内に残っていたごく一部のサービス系テナントについても7月中に閉店することとなった。

耐震性不足も閉館の一因か-建物は競売に

レインボー小倉は2017年3月に宇治市から耐震性に関する問題を指摘されており、その点も閉館の一因となったものと思われる。
宇治市小倉地区では近年「平和堂」や地場スーパー「オーレまるやま(旧・丸山百貨店)」といった大型小売店の閉店が相次いでいる。
周辺にはハートフレンドが運営する「フレスコ宇治店」や、ディスカウントスーパー「サンディ小倉店」、2018年7月に開業したばかりの「マツモト宇治小倉店」など多くの食品スーパーが存在するものの、レインボー小倉の閉館により、地域から大型ショッピングセンターが姿を消すことになる。
建物は競売にかけられており、耐震性もないことから閉館後は解体される可能性が高い
建物や土地の活用については未定であるものと思われるが、大都市圏の駅前という好立地であるうえ、競合スーパーが多くあるため、マンション用地になることも予想される。
(写真:浅葱さん

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湯~園地、2019年は8月31日・9月1日に開催-別府ラクテンチ

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大分県別府市の遊園地「ラクテンチ」で期間限定の温泉テーマパーク「湯~園地」が2019年8月31日・9月1日に開催される。
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会場となるラクテンチ。

湯~園地、2019年も開催-「ナイト湯~園地」も

もともと「湯~園地」計画は、別府市長が別府市が作成した「湯~園地」PR動画が100万再生を突破した際に計画を実現させると公約したもの。
温泉と遊園地を組み合わせたテーマパークで、第一段はクラウドファンディングで資金を集め2017年7月29日~31日に開催された。その後、2018年9月には子供向けイベント「こども湯~園地」を開催している。開催地はいずれも1929年開店の遊園地「ラクテンチ」となっている。
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100万再生を突破した「湯~園地」動画(別府市作成)。

第3回となる今年は「こども湯~園地」と「ナイト湯~園地」の2イベントを実施。
第1回と同じく、音楽作家の清川進也がプロデュースをおこない、ミストブランコなど4つの特別アトラクションが開設される。
それに加えて「夏休み最終日」の実施であるため、夏休みの宿題を手伝うイベントも開催されるという。
なお、小学生以下は入場無料。また、9月1日にはTPDの脇あかりさんが来園する。

ラクテンチの常設アトラクション「あひる競走」。

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大沼米沢店、1階のみで営業継続へ-2019年9月から本格営業開始

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2019年8月15日に閉店した山形県米沢市にある百貨店「大沼米沢店」が、1階部分に縮小して営業継続する方針を閉店日に明らかにした。

大沼米沢店。

大沼米沢店、縮小で存続へ

大沼は1700年に現在の山形市七日町で創業。1950年7月に百貨店業態となった。同社は長らく創業家による企業経営が行われていたが、競争激化や店舗の耐震補強、改修に多額の資金が必要になることから、2017年に企業再生ファンド「マイルストーンターンアラウンドマネジメント」(MTM社、東京都)の傘下となっていた。しかし、経営問題により2019年3月からは大沼の幹部社員で設立した「大沼投資会社」の運営となっていた。

大沼本店。

大沼米沢店は1970年11月に大沼の支店として開業。建物は地上6階建で、売場面積は6,769㎡。数年前から売場を5階までに、そして2018年4月に3階までに縮小していたが、経営問題もあり2019年8月15日限りでの閉店を発表していた。
大沼は閉店後に建物を売却、小型店を米沢市内に開設するとしていたが、8月中に現店舗1階で暫定営業を開始、9月中旬ごろに本格的に縮小営業再開する方針に改めた。

大沼米沢店1階。

取り扱い品目はアパレル、ギフト、食品、銘菓、化粧品など。
大沼は建物を売却し、その後に店舗を再移転させたい意向を示しているものの、現店舗は駅から離れた商店街の立地であり、不動産需要も活発であるとはいえないため、当面は現店舗での縮小営業のままとなりそうだ。

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福屋百貨店宮内店、2019年8月31日閉店-ロードサイドの小型百貨店、競争激化が影響か

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広島県廿日市市のロードサイド型小型百貨店「福屋百貨店宮内店」が2019年8月31日に閉店する。

福屋宮内店(ストリートビューより)。

競争激化する広島西部、廿日市の福屋も閉店へ

福屋宮内店は1991年6月開業。建物は2階建てで、売場面積は627㎡。広島県道30号線沿いのロードサイドへの出店であった。取扱品目は婦人服、化粧品、銘菓、贈答品など。
当時の廿日市市は人口の増加が著しく、また1990年に開業した岡山に本店を置く百貨店「天満屋アルパーク店(2020年1月閉店予定)」が絶大な人気を集めていたことから、福屋も地元客を逃したくないとの思いで支店を開設したと考えられる。

アルパークの天満屋。

広島西部では、2015年6月にイズミのショッピングセンター「ゆめタウン廿日市」、2017年4月にイズミの生活提案型ショッピングセンター「LECT(レクト)」が相次ぎ開業。贈答品需要もこちらに流れていることが予想され、天満屋の閉店を前にロードサイドの小型百貨店も28年の歴史に幕を下ろすこととなった。
福屋宮内店では、8月15日より閉店セールが開催されている。

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神戸阪急・高槻阪急、2019年10月5日開店-そごう神戸店・西武高槻店は9月30日閉店

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H2Oリテイリング・H2Oアセットマネジメント・阪急阪神百貨店は、そごう神戸店(兵庫県神戸市)・西武高槻店(大阪府高槻市)をそれぞれ「神戸阪急」(2代目)・「高槻阪急」として2019年10月5日から営業開始することを発表した。

阪急への引継ぎのため10月1日から4日まで休業

そごう神戸店」は1899年6月開店、現在の店舗は1933年開店。阪神三宮駅と直結する。売場面積は43,093㎡。そごうで唯一、戦前から営業する店舗であった。
阪神淡路大震災までは神戸の地域一番店であったが、震災の影響により減床。その後はライバルの大丸神戸店(こうべみせ)が地域一番店となっていた。別館にはロフトの神戸旗艦店も出店する。

そごう神戸店(神戸市中央区)。

西武高槻店」は1974年11月開店、売場面積は33,353㎡。JR高槻駅前に立地する。「西武高槻ショッピングセンター」として、西武百貨店を核店舗にオーロラモール高槻を形成。関西スーパー、ユニクロ、ロフトなど数多くのテナントが出店する。近隣には松坂屋高槻店がある。

西武百貨店高槻店(大阪府高槻市)。

両店は、セブンアイHDとそごう・西武の経営改革の一環として、阪急阪神百貨店に経営が引き継がれることが2018年に発表されていた。
両店は9月30日で一旦閉店、10月1日~10月4日は休業となる。
これまでの経緯はこちら。

神戸阪急、「酒」を充実-広場も改装

神戸阪急のテーマは「フェスティバル365」。

神戸阪急。

もっとも改装がおこなわれるのは地階・食品売場で、11月27日までに24店舗が新規出店。「灘・兵庫 SAKE BAR」「CRAFT BEER BAR」も開設される。

地階イメージ。

また、そのほかのフロアも一部を改装。催事場を拡張するほか、震災復興のシンボルとして設けられ「からくり時計」で親しまれた2階「サンファーレ広場」は「グランパティオ」として全面改装され、期間限定でストリートピアノを設置するなど様々なイベントが開催される。

神戸阪急・グランパティオ。

高槻西武、食品など改装-梅田から取り寄せも

高槻阪急でも食品売場を中心に改装をおこなう。

高槻阪急。

毎日の食をより豊かに」をテーマに掲げ、11月22日までに順次改装。阪急阪神百貨店最大の全国銘菓コーナーを開設するほか、うめだ阪急からのお取り寄せコーナー、当日宅配サービスも新設される。
テナントの多くは存続するが、「オーロラモール」は西武系の名称であるため使用されない。

高槻阪急・食品売場イメージ。

10月5日から阪急とポイントカード共通化

両店はともに10月5日にオープニングセレモニーを実施。その後も各種開店記念イベントが開催される。
また、阪急百貨店・阪神百貨店の各店と同様に「阪急阪神お得意様カード」「各種ペルソナカード」「各種エメラルド STACIA カード、ソレーナ STACIA カード、博多阪急エメラルドカード」の優待と「Sポイントの付与」が開始されるほか、神戸阪急ポイントカード、高槻阪急ポイントカードも発行される。
(新店画像はニュースリリースより)

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玉屋マルタマ住吉店、2019年8月31日閉店-かつての九州大手、最後の店舗

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長崎県長崎市の長崎電気軌道若葉町電停前にある百貨店系スーパー「マルタマ住吉店」が8月31日閉店する。
同店はかつて九州大手だったスーパー「マルタマ」最後の店舗だった。

かつて九州大手だったマルタマ

マルタマはかつて九州大手であった百貨店「玉屋」傘下の百貨店系スーパーとして創業。
佐世保玉屋系の店舗と福岡玉屋系の店舗があったが、福岡マルタマの店舗は経営不振のため「寿屋」(熊本市)に譲渡されて「寿屋」や同社の小型店「Kコンビ」となり、寿屋倒産により現在は全店閉店している。

マルタマ住吉店、54年の歴史に幕

マルタマ住吉店は1965年に開店。建物は平屋で売場面積は964㎡。当初は佐世保玉屋の子会社「滑石玉屋百貨店」が運営していたが、近年は住吉店のみとなっていた。

マルタマ住吉店。

佐世保玉屋は数年前まで系列企業も併せて長崎・佐賀・福岡県内に多数の百貨店・専門店・ギフトサロンなどを運営していたが、同社系列の店舗は佐世保市内のみとなる(佐賀県・福岡県内にある玉屋ショップは佐賀玉屋系列もしくは提携店)。

佐世保玉屋。

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モゾオーパ、2019年10月18日開店-ワンダーシティビブレ跡

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愛知県名古屋市西区にあるイオンモール運営のショッピングセンター「mozoワンダーシティ」にあった「名古屋ワンダーシティビブレ」跡に「名古屋モゾオーパ」(mozo OPA)が2019年10月18日に開業する。

モゾオーパ(ニュースリリースより)。

4月に閉店していたワンダーシティビブレ

mozoワンダーシティは1994年に開業、2009年に建替えリニューアル。売場面積は73,446㎡で、本館にはイオンを核店舗に東急ハンズ、ユニクロ、ZARAなどが、シネマ棟にはイオンシネマ、エディオンなどが出店する。
旧マイカル系のファッションビル「ビブレ」は2009年の建替え後に出店したが、2019年4月15日に閉店していた。

止まり木がコンセプト-ファッションテナント出店せず

名古屋モゾオーパのコンセプトは「tomarigi」(とまりぎ)で、入口には木のオブジェが設置される。
延床面積は約3,500㎡で紀伊國屋書店、新星堂、島村楽器などが出店。ファッションテナントは出店しない。
館内にはコワーキングスペースも設けられる。

モゾオーパ・全テナント一覧
  • 紀伊國屋書店(書店)
  • 新星堂(CD・DVD)
  • 島村楽器(楽器)
  • スターバックスコーヒー(喫茶)
  • ココウォーク(雑貨)
  • スタジオアリス(写真館)
  • 保険見直し本舗/あそラボ(保険)
  • 小学館ドラキッズ(幼児教室)
  • enicia share ability space(コワーキングスペース)

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無印良品山科、2019年11月1日開店-大丸山科店跡、無印良品旗艦店に

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JR・京阪山科駅前の再開発ビル「ラクト山科」にあった百貨店「大丸山科店」(やましなみせ)跡に無印良品の大型旗艦店「無印良品山科」が2019年11月1日に開店する。

ラクト山科。

山科大丸跡、3フロア・約4000㎡の巨大無印良品に

大丸山科店は1998年10月に再開発ビル「ラクト山科」の核店舗として開店。ラクト山科の売場面積は14,458㎡で、大丸は当初は地階から地上4階までの9,460㎡に出店した。
大丸は2011年に3階と4階の売場を閉鎖、その2フロアにはニトリが出店したものの、大丸は経営不振から2019年3月31日で閉店していた。ラクト専門店街とニトリは大丸閉店後も継続して営業している。
無印良品は大丸跡の3フロア、3,934㎡に出店。「食べる・見つける・買う」をコンセプトにした「情報編集型店舗」として、食品をフルラインで展開することが特徴だという。

店内イメージ(ニュースリリースより)。

そのほか、一般の無印良品大型店と同様に衣・食・住全般を取り扱うとみられる。

堺北花田に続く「京阪×MUJI」の関西旗艦店

ラクト山科を運営する第三セクター「京都シティ開発」と京阪グループの「京阪流通システムズ」は、大丸跡について当初は地下1階は「ハイセンスデイリーを追求したグロサリー、精肉、鮮魚、青果、惣菜など食の専門店フロア」、1階は「生活雑貨やカフェを中心としたフロア」、2階は「各種ファッション・インテリア雑貨を中心としたフロア」にするとしていたが、それらすべてを無印良品が運営することとなった。

売場イメージ(写真は有楽町店)。

京阪グループは無印良品(良品計画)との関係を強めており、2018年3月に開店した無印良品の旗艦店「無印良品堺北花田」では食品売場の一部などを京阪百貨店が運営。さらに、2018年5月には京阪枚方駅を無印良品プロデュースのデザインに改め、京阪百貨店ひらかた店の2階全床に無印良品の大型店を出店させている。
今回の山科も無印×京阪のコラボであることから、堺北花田と同様に百貨店らしい生鮮売場やベーカリー、そして「Cafe & Meal MUJI」の導入が予想される。

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ウオロク中央店、2019年8月31日閉店-ウオロク本店、57年の歴史に幕

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新潟県新発田市のショッピング中町商店街にあるウオロク中央店が2019年8月31日午後6時をもって閉店する。
同店は新潟県の地場大手スーパー「ウオロク」(本社:新潟市)の本店(スーパーマーケット1号店)であった。

ウオロク中央店。

ウオロクの「スーパーマーケット1号店」閉店へ

ウオロクは江戸時代に中央店現店舗の西寄り近辺で魚屋として創業。
ウオロク中央店は同社のスーパーマーケット1号店として上町一番街に1962年11月に開店した。近くには新発田市役所もある繁華街だ。
しかし、現在の標準店舗と比べて店舗が非常に狭いうえに専用駐車場がなく、老朽化も進んでいることから閉店することになったとみられる。
ウオロク中央店閉店のお知らせ。

ウオロクがある新発田市中心部では、1989年にダイエーグループ(現:イオングループ)の総合スーパー「ダイエーカネダイ新発田店」とジャスコグループ(現:イオングループ)の百貨店「ハヤカワ新発田店」が相次ぎ閉店、1996年9月には駅前の「ジャスコ新発田店」が閉店したため、ウオロクは新発田市中心部で唯一のスーパーとなっていた。

ハヤカワ新発田店。

商店街には他にスーパーマーケットが所在しておらず、閉店に反対する署名活動も行われているという。

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イトーヨーカドー・イズミ・ライフ・東急ストアなど「PayPay」導入-2019年9月の 「スーパーマーケット大還元祭」に合わせて

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大手スーパーのイトーヨーカドーヨークマートイズミ(ゆめタウン)、ライフなどがスマホQRコード決済サービス「PayPay」を導入することを発表した。

9月の「スーパーマーケット大還元祭」でPayPay拡大

今回の導入は9月1日から9月30日までのあいだ、PayPayに加盟するスーパーの食品を中心とした売場で毎日10時~14時の間にPayPayで支払うと、最大10%のPayPayボーナスが戻ってくるという「10時~14時がおトク!家計を応援!スーパーマーケット大還元祭」に合わせたもの。
イトーヨーカ堂とヨークマート(本社:いずれも千代田区)は、9月1日から「イトーヨーカドー」約150店舗の食料品売場レジ、「ヨークマート」79店舗でPayPayを導入する。
イトーヨーカドーが国内大手QRコード決済を導入するのはPayPayが初となる。

イトーヨーカドー(丸大新潟店)。

また、イズミ(本社:広島市)は8月29日から「ゆめタウン」「ゆめマート」「LECT」のあわせて103店舗でPayPayを導入する(食品以外も含む)。
このほか、8月上旬にはライフコーポレーション(本社:大阪市)も9月2日より「ライフ」約270店舗でPayPayを導入することを発表している。
これら大手スーパーのPayPay導入はイオン、西友(サニー含む)に続くもの。
なお、8月時点ではイオンは主に首都圏の店舗のみでの導入に留まっている。

ライフ(猿江店)。

東急ストア、原信、ナルス、とりせんもPayPay導入

大手各社以外でもPayPayの導入は進んでおり、8月22日からは東急ストア(本社:東京都)全店でPayPayが導入されたほか、9月1日からはアクシアルリテイリング(本社:新潟県長岡市)傘下の原信ナルスや、とりせん(本社:群馬県館林市)でもPayPayが導入される。

東急ストア(中央林間東急スクエア)。

PayPayは、百貨店では阪急百貨店、阪神百貨店、矢尾百貨店、藤丸などが、スーパーマーケットではコープさっぽろ、イトーチェーン、ギガマート、京北、ボン・ヴィサージュ、OKストア、ロピア、マルハチ、フレスタ、ニシムタなどがすでに導入、もしくは9月までの導入開始を発表しており、流通業界のスマホQRコード決済サービスはPayPayが覇権を握ることとなりそうだ。

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ローソン、ウーバーイーツを導入-2019年8月29日から11月末まで、都内一部直営店で

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大手コンビニの「ローソン」(東京都品川区)は、オンライン出前サービス「Uber Eatsウーバーイーツ)」を利用した商品配達の実証実験を2019年8月29日から東京都内で開始する。

ローソン。

大手コンビニ初「ウーバーイーツ」-11月末まで実験

ウーバーイーツはアメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ市で2014年に開始されたオンラインフードデリバリー(出前)サービス。日本国内では2016年に開始。2019年現在は3大都市圏周辺と福岡市周辺で展開されている。
コンビニエンスストアがウーバーイーツに加盟するのは初のことで、取り扱い品目は弁当、おにぎり、「からあげクン」などの
フライドフーズ、日用品など約100品目となる。ウーバーイーツでの日用品取り扱いは日本で初となる。
当初は4店舗で開始、9月末までに都内直営店13店舗へ拡大し、まずは11月末まで実証実験をおこなうことになる。

8月29日から開始される店舗
  • ローソンゲートシティ大崎アトリウム
  • ローソン代々木八幡駅北
  • ローソン新宿靖国通
  • ローソン新宿若松町

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ファミール、2019年9月30日までに全店閉店-イトーヨーカドーのレストラン

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イトーヨーカドー内を中心に展開されていたファミリーレストラン「ファミール」が2019年9月30日までに全店閉店する。

ファミールの店舗。(弘前店)

永年親しまれたイトーヨーカドーのレストラン

ファミールはイトーヨーカドーの外食部門「ヨークフードサービス」として1972年に設立。1981年に社名を「ファミール」に改めた。1980年代にはイトーヨーカドー店外への出店もおこなっており、過去にはロードサイドへの出店、社員食堂、給食事業なども手がけ、一時期は200店舗近くを数えたが、のちにロードサイド店はデニーズへと転換されている。
2007年にデニーズジャパンと経営統合され、「セブン&アイ・フードシステムズ」の運営となった時点では116店舗を数えたが、近年は閉店が相次いでおり、跡地にイタリアンファミレス「サイゼリヤ」など同業他店が出店している例も多くみられる。
ファミールからサイゼリヤに転換した店舗。(福島県福島市)

2019年9月30日で全店閉店へ

ファミールは2019年3月に都内最後の新武蔵境店が閉店。8月時点で9店舗のみとなっていたが、8月中に三島店、立場店、上福岡東店が閉店している。

ファミール跡(恵庭市)。

都商研の取材によると、残る函館店、福住店、青森店、弘前店、錦町店、尾張旭店も9月30日の営業を以て閉店することを決めており、ファミールはその歴史に幕を下ろすこととなる。

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中三弘前店マチナカラック、2019年8月30日開業(テナント一覧)-百貨店初「高層階アウトレットモール」化

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青森県弘前市土手町の百貨店「中三弘前店」に、都市型アウトレットモール「マチナカラック(MACHINAKA RACK)」が2019年8月30日にグランドオープンした。
以前の中三の記事はこちら
p1040572中三弘前店。

2018年5月からリニューアルを進めていた中三弘前店

中三弘前店は1962年11月に開業。現在の建物は1968年4月に新築、1995年4月に増床リニューアルを実施したもので、地上8階地下1階建、売場面積は20,434㎡。
運営会社である中三は2011年に東日本大震災の影響を受けて民事再生手続を開始、日本百貨店協会から退会したが、2012年5月の弘前店への大型書店「丸善ジュンク堂書店」導入を始めとする経営改革により、2015年2月に再建手続を終了。2016年10月からは東北地方を中心に飲食業・医療関連事業を手掛ける「MiK」(青森県青森市)の完全子会社となり、2018年5月からはMiK主導による弘前店の全面改装を進めている。
その後はリニューアルの一環として2018年5月に7階を閉鎖、9月にイタリアンレストラン「カプリチョーザ」及びベーカリーカフェ「HEART BREAD ANTIQUE」を1階に出店、2019年4月に地元弘前市の雑貨店「HOMEWORKS」を3階に出店している。

従来の百貨店の常識を覆す「都市型アウトレット」誕生

マチナカラックは中三弘前店の4階・5階に開業。運営は中三の親会社である「MiK」(青森県青森市)と「StyleAgent」(兵庫県神戸市)が中心となって行う。
マチナカラック

中三は都市型アウトレットモールの実現に向けて取引先各社との連携を推進、統一感のある内装デザインや集中レジの採用といった取組みを進めたとしており、マチナカラックにはセレクトショップ「nano・universe」や109系として知られる「SLY」「moussy」など若年層を対象としたブランドや三陽商会の「SANYO STORE」、ヴァンドーム青山の「VENDOME SELECT」、中三プロデュースの「NAKASAN collection」といった百貨店ならではブランド、「N40°コーヒースタンド」など、青森県内初を含む約80のブランドが2フロア52区画に出店する。

マチナカラック。

N40°COFFEE STAND.

中三の木村中社長は、取材に対し「百貨店が大変厳しいという時代のなかで、我々は広域から、若い人からシニアの方までもう一度客層を横にも縦にも広げる」「(秋田県北部など青森県外から多数問合せがあったことから)超広域から沢山の方が広く弘前に来ていただける」「我々の再生が街の賑わいも引き起こす」とコメント。リニューアルに伴い2018年5月以降閉鎖中の7階フロアについてもアウトレット売場として拡張を検討しているという。
中三では今回のマチナカラック開業に合わせ、8月29日(プレオープン)から協賛セールイベント「中三ビッグフェスティバル」を期間限定開催。8月30日からは金・土曜日の高層階営業時間を1時間延長する。
また、提携駐車場の優待時間も拡充される(一例:1000円以上の購入で3時間無料など)。

マチナカラックに出店するブランド一覧(4階)
  • ROSSIGNOL(アウトドア・スポーツ)
  • SILVERMARK(アウトドア・スポーツ)
  • Millet(アウトドア・スポーツ)
  • SANYO STORE(メンズファッション)
  • DOUBLE STANDARD CLOTHING(メンズファッション)
  • BeBe(キッズ)
  • N40°(メンズファッション)
  • SCOTCH & SODA(メンズファッション)
  • Manuel Ritz(メンズファッション)
  • Levi’s(メンズ・レディースカジュアル)
  • Theory(メンズ・レディースカジュアル)
  • N40°SPORTS(アウトドア・スポーツ)
  • Heal Creek(アウトドア・スポーツ)
  • The Stage(メンズファッション)
  • G-stage(メンズファッション)
  • GALLIPOLI(メンズファッション)
  • nano・universe(メンズ・レディースカジュアル)
  • Denime(メンズ・レディースカジュアル)
マチナカラックに出店するブランド一覧(5階)
  • L’EQUIPE wb(レディースファッション)
  • SANYO STORE(レディースファッション)
  • TOBELLE(レディースファッション)
  • BRADELIS New York(レディースファッション)
  • UGG(アグ)(レディースファッション)
  • JILL STUART(レディースファッション)
  • NATURAL BEAUTY(レディースファッション)
  • ne Quittez pas(ヌキテパ)(レディースファッション)
  • WJKW(レディースファッション)
  • RODEO CROWNS(レディースファッション)
  • SLY(レディースファッション)
  • moussy(レディースファッション)
  • N40°COFFEE STAND(カフェ)
  • John Masters Organics(レディースファッション)
  • NAKASAN COLLECTION(レディースファッション)
  • VENDOME SELECT(アクセサリー)
  • DOUBLE STANDARD CLOTHING(レディースファッション)
  • The Stage(レディースファッション)
  • Ray Cassin(レディースファッション)
  • AVAN LILY(レディースファッション)
  • rienda(レディースファッション)
  • MISCH MASCH(レディースファッション)
中三弘前店・マチナカラック

住所:弘前市土手町49-1
営業時間:10時~20時
(月~木は2階以上19時まで)

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芝のらーめん屋さん、2019年9月30日までに全店閉店-イトーヨーカドーのラーメン店

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イトーヨーカドー内を中心に展開されていたファミール(現:セブン&アイ・フードシステムズ)運営のラーメン店「芝のらーめん屋さん」が2019年9月30日までに全店閉店する。

芝のらーめん屋さんの店舗。(弘前店)

永年親しまれたイトーヨーカドーのラーメン店

ファミールはイトーヨーカドーの外食部門「ヨークフードサービス」として1972年に設立。1981年に社名を「ファミール」に改めた。芝のらーめん屋さんはファミリーレストラン「ファミール」の別業態として誕生。その後はイトーヨーカドー店内を中心に100店舗以上を展開し、ファミールは2007年にデニーズジャパンと経営統合された。
一方で、ファミールも閉店が相次いでおり、2019年9月30日を以て全店閉店することが判明していた。

ファミール(弘前店)。

2019年9月30日で全店閉店へ

芝のらーめん屋さんについても近年は閉店が相次いでおり、2019年8月時点では4店舗のみとなっていた。
都商研の取材によると、残る福住、青森、弘前、尾張旭の4店舗についても9月30日の営業を以て閉店することを決めているといい、ファミールに続いて「芝のらーめん屋さん」も歴史に幕を下ろすこととなる。

「まん天丼」も全店閉店

このほか、同じくセブン&アイ・フードシステムズがイトーヨーカドー店内を中心にロードサイド・路面店なども展開していたどんぶり店「まん天丼」も閉店が続いており、8月現在は西新井店(2017年開店)のみとなっていたが、同店も9月16日での閉店を決めており、これで「全店閉店」になるという。

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MEGAドン・キホーテUNY名張店、2019年9月3日開店-アピタ跡

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三重県名張市の国道422号線沿いに、総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテUNY名張店」が2019年9月3日午前8時に開店する。

MEGAドン・キホーテUNY名張店。

名張市内有数の大型店だった「アピタ名張店」

MEGAドン・キホーテUNY名張店の前身となる「アピタ名張店」は1998年10月に開店。売場面積は15,416㎡。
名張市ではイオン名張ショッピングセンター(リバーナ)に次ぐ売場面積を持つ大型店で、ファイブフォックスの「コムサイズム」や元ユニー系の呉服店「さが美」など30以上の専門店が出店していたが、ドンキへの業態転換のため2019年6月9日をもってユニー直営売場及び一部専門店が閉店していた。9月1日現在は一部専門店のみが営業を継続している。

精肉売場を拡大、忍者をイメージした装飾も

MEGAドン・キホーテUNY名張店の建物は地上5階建、営業フロアは1~2階、直営売場面積は9,074㎡。ユニーの100%子会社として設立された「UDリテール」が運営する。
ドンキとしては三重県内8店舗目で、ユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては三重県内3店舗目となる。
アピタ時代と同様に生鮮食品売場をフルラインで展開するほか、精肉売場の拡大(従来比約1.5倍)や試食販売員による献立提案を新たに実施。
名張市内には総合ディスカウント店や若者を対象とした店舗が少ないことから、ドンキが強みを持つスマホパーツや化粧品、カラーコンタクトなどトレンド性の高い商品を拡充する。
また、観光協会と連携し「忍者」をイメージした館内装飾を施すほか、自治体と定期的なイベントの開催を行うという。

MEGAドン・キホーテUNY名張店のテナント一覧
1階
  • ティー・ジェイ(宝飾)
  • クレイジーダンス(靴下・インナー)
  • ハニーズ(レディス)
  • ジュエリー 田村(メガネ・時計・ジュエリー・補聴器)
  • 東京靴流通センター(靴)
  • BOOKS ARUDE(書籍)
  • モンタボー(インストアベーカリー)
  • 御菓子司さわ田(和菓子・銘店)
  • まつりちゃんキッチン(フードコート)
  • スガキヤ(ラーメン)
  • 瑞福祥(中華)
  • サーティワン アイスクリーム
  • ルビー(クリーニング)
  • ジングヘア(美容室)
  • 三重旅行サービス(トラベル)
  • アップル歯科(クリニック)
  • サンリペア(リペア・合かぎ)
  • イベント(イベント)
  • フロール(整体・リラクゼーション)
  • ほけん選科
2階
  • ラスコリナス(レディス)
  • ジュアン(レディス)
  • ザ・ダイソー(100均)
  • カップ・オブ・ティ(喫茶)
  • サンリフォーム(リフォーム)
別棟1階
  • チャンスセンター(宝くじ)
MEGAドン・キホーテUNY名張店

住所:三重県名張市下比奈知字黒田3100番地1
営業時間:午前8時~翌午前0時

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